マスク着用でのメイクのポイントアドバイス

ホスピタリティメイクモチベーション向上 2020.08.27

この記事では働く女性に欠かせないメイクについてのあれこれやポイントをメイクセラピスト目線でご紹介!
自分ウケも他人ウケも少しの工夫で向上させて毎日をちょっとハッピーに♡

 心理学に基づいたメイク理論で良い印象を相手に与えると同時に自分のモチベーション向上にも!

メイクセラピストのワンポイントレッスン【vol.2】

 

新型コロナウィルス感染拡大でマスクをつけて過ごす時間が長くなりました。

コロナ以前はマスク着用での接客の是非が問われることもありましたが、今では感染予防のための配慮として、新日常のマナーへと意識が変化しています。

ですが、お顔の半分が隠れてコミュニケーションが取り辛いというお声を多く聞きます。そのうえ夏の暑さがマスク内を高温多湿状態にし、蒸れによるお化粧崩れや摩擦による肌荒れにも悩まされ、この季節は非常にストレスフルな環境を強いられているといえます。

今回はマスク着用時のコミュニケーションで好印象を与えるメイクのポイントについてお伝えします。少しでもストレス軽減にお役立ていただけますように。

 

<マスク前提の好印象メイク>

マスクは衛生用品であることから医療や病院のイメージと結びつきやすく、私たちは無意識のうちにマスク自体に冷静さや知性、緊張感といった印象を感じ取っています。加えて、表情の半分が隠れているので感情が読み取りにくく、声も聞き取りづらい。これらがマスク着用時のコミュニケーションの取り取りづらさの理由となっているようです。

そこで、第一印象が肝心な場面ではマスクを前提とした印象管理を考える必要があります。ポイントは、マスクをしていると視線が集まる目元のメイク。

特に眉はお顔の印象を決める最も重要なパーツです。描き方の基本は眉頭側を薄く、眉尻に向かって濃くなるように濃淡をつけます。ビジネスシーンでキリっと知的に見せたい時は鋭角眉に、優しい印象にしたいときはでアーチ型に描くようにします。眉が細すぎたり、眉尻が眉頭よりも下がっていると頼りない印象になるので気をつけましょう。

アイメイクはなりたい印象によって色使いを意識してみましょう。例えば、親しみやすさや優しい印象にはベージュやブラウン、暖色系のオレンジやピンクが合いやすく、クールで知的な印象にはグレージュやネイビー、薄いブルーなど寒色系が向いています。濃い色で陰影をつけるよりも、肌なじみの良い明るめの色を使うと明るく健康的に見えます。アイラインやマスカラを使って、目をパッチリとさせると生き生きとした印象になります。

マスク自体に清潔感があるので、眉もアイメイクも手間を惜しまず丁寧に仕上げることが好印象をアップさせます。逆に、ノーメイクや薄いメイクは不健康なイメージを与えることもお忘れなく。

 

<ウィズマスクのお化粧崩れ対策>

せっかくきれいにメイクしても、マスクにファンデーションが付いてしまったり、汗でよれてしまうと気分も台無しです。お化粧崩れ対策には、ファンデーションを薄付きにしてフェイスパウダーを重ねることをおすすめします。フェイスパウダーは肌のテカリを抑え肌色を明るく見せてくれるだけでなく、ファンデーションが崩れにくく、マスクにファンデーションの色をつきにくくする効果もあります。

以上、マスク着用時のコミュニケーションで好印象を与えるメイクのポイントについてお伝えしました。

自分自身が心地よく印象作りができていると感じると、自然と表情も笑顔になりますね。笑顔は声にも影響して、マスク越しでもはつらつと明るい印象を与えることができます。 笑顔は最上級のメイクアップ効果をもたらします。今日も素敵な貴方で魅力全開、頑張ってください!

 

メイクセラピスト 富田里恵子