地域金融機関、離職防止へ面談手厚く、若手のキャリアを明確に

モチベーション・意識改革キャリアデザイン 2020.05.29

 地域金融機関は、若手の早期離職防止に向けて面談機会を増やしている。キャリアビジョンの明確化によるモチベーション向上や、コミュニケーションの機会を増やして若手が抱える悩みや不安を解消。また、所属長だけでなく、人事部など本部が臨店して面談するケースも増えている。
 雇用の流動化を背景に、金融機関の将来に対する不安、業績目標(ノルマ)や組織体制などに対する不満などを理由とする若手や中堅の行職員の離職に歯止めがかからない。各金融機関は、メンター制度やブラザー・シスター制度、若手の賞与引き上げ、手厚いジョブローテーション、公募制度、キャリアデザイン研修などを導入し若手の離職防止に工夫を凝らす。