CMCセミナーレポート(9/3-4)第98回収益管理・リスク管理コース「収益管理の実務」開催

業務に役立つスキルリスク・収益・内部管理収益管理中堅行職員向け管理職向け 2020.09.28

「管理会計は経営に役立つ資料を提供するための意図されたもの」

 CMCセミナーの人気コース「収益管理の実務」が9月3日~4日の2日間開催された。

 講師は専修大学教授の谷守正行氏。大手銀行に在籍し、その後ITベンダーを経て、大手銀行グループの管理会計を構築するなど、この分野のスペシャリストだ。管理会計の基礎から、近年提唱されたリスクアペタイト・フレームワーク(RAF)を加えた新しい収益管理まで実務に沿った話をわかりやすく解説した。

 具体的には、理論編と実務編に分け、理論編では①地域金融機関の管理会計②収益管理の実務③原価計算の実務④内部振替制度などを説明。実務編では①店別収益管理②顧客別管理会計③部門別管理会計④商品サービス・案件別管理会計などを事例に沿って丁寧に話した。

 参加者からは「大変聞きやすく参考になった」や「管理会計と財務会計に違いがわかった」などの感想があった。

セミナー後の講師から一言

 谷守講師は「これからは交換価値よりも地域や顧客との共創価値を高める方向に意思決定と行動を促進する管理会計が必要」と述べ、金融機関行職員の今後の活躍に期待する。

セミナー参加者の内容評価

画像に alt 属性が指定されていません。ファイル名: 990235185468e8c9c12daa97748e9ad3-1024x235.png