CMCセミナーレポート(2/26)第148回金融機関経営セミナー「2021年金融界の課題」開催

中堅行職員向け業界知識管理職向け 2021.03.18

「顧客支援力」の発揮とデジタル変革の加速が問われる重要な年

 CMCセミナーで定例の「2021年金融界の課題」が2月26日開催された。ニッキンの記者が金融機関の各業態の課題を解説するもので、金融機関を顧客にする事業会社の担当者などが参加した。

 講師はニッキンの記者4人。相田嘉晴氏は「総論」、西川元氏は「メガバンク」、池上喜康氏は「地銀・第二地銀」、橘綱男氏は「信金・信組」の課題を講演した。

 今回はコロナ禍ということもあり、参加者全員がオンライン受講となった。内容は、総論で「顧客支援力の発揮」がウィズコロナ戦略としては大切になると説明。また、デジタル・非対面化で働き方が変わるため、「従業員エンゲージメントの向上が鍵」と話した。

  各論では、メガバンクは「サスティナブルファイナンス」に挑んでいること。金融DX(デジタルトランスフォーメーション)ではスマホアプリに注力していることを解説。地銀・第二地銀は①リスク性資金供給②高度な与信管理③チャネル最適化④新領域への挑戦⑤安定した有価証券収益を説明。信金・信組では①地方創生②キャッシュレス③イノベーションハブ④スマホ・タブレットやオンライン活用を話した。

 参加者からは「大手行、地銀・第二地銀や信金・信組の話を各々聞けたことはよかった」や「我々がどこに注力していけばよいか判断する材料になった」などの感想があった。

セミナー後の講師から一言

 講師陣からは「日頃の取材活動を通じて知り得た情報をベースに、金融界の最新動向や方向性について解説しました」と述べ、参加者の今後の活躍に期待する。

セミナー参加者の内容評価

画像に alt 属性が指定されていません。ファイル名: 990235185468e8c9c12daa97748e9ad3-1024x235.png