デジタル金融研究会レポート(9/22)9月例会「事例研究・三菱UFJ銀行のサイバーセキュリティ対応」開催
中堅行職員向け情報セキュリティ 2021.10.04「脅威・脆弱性情報から未来を予測し能動的に行動することを目指しましょう」
国内の金融機関において最重要課題となっているサイバーセキュリティ対応。悩みを抱える地域金融機関が多いなか、第2期デジタル金融研究会9月例会では「事例研究・三菱UFJ銀行のサイバーセキュリティ対応」をテーマに9月22日開催した。
講師は、三菱UFJ銀行のシステム企画部サイバーセキュリティ推進室の調査役・瀬古敏智氏。ITサービスの利用環境の変化から実際の脅威動向を解説し、それに対する三菱UFJフィナンシャル・グループおよび三菱UFJ銀行の取り組みを講演した。
参加者は40人を超えるほど大盛況だった。
内容は、第1部が「ITサービスの利用環境の変化と、管理策の勘所」、第2部が「脅威シナリオの類型と、注意すべき最近の脅威事例」、そして第3部として「MUFGのサイバーセキュリティに関する取り組み」を説明した。その後参加者との質疑応答が活発に行われた。
参加者の評価は高く「セキュリティ攻撃の事例をあげて頂き参考になった」や「セキュリティ対策の全体像が見えた」などの感想があった。
研究会後の講師から一言
講師の瀬古氏は「サイバーセキュリティに競合会社はない。『自助』だけではなく『共助』という精神で取り組み、金融インフラ全体を共に守る」と述べ、参加した金融機関とともにサイバーセキィリティ対策の高度化を願う。
セミナー参加者の内容評価