CMCセミナーレポート(7/4)第87回金融機関コンプライアンスセミナー「最近の傾向等を踏まえたコンプライアンス態勢のあり方」開催

コンプライアンス 2022.07.15

「コンプライアンス研修がとても重要になっています。意識してください」

 CMCセミナー恒例の「最近の傾向等を踏まえたコンプライアンス態勢のあり方」が7月4日、開催された。コンプライアンスに関わる部門などが対象だ。

 講師は(株)金融監査コンプライアンス研究所の代表取締役・宇佐美豊氏。  宇佐美氏はメガバンク・地銀に在籍したことがあり、現在もその経験や知見を生かしコンプライアンス関係のコンサルティング等を実践している。今回のセミナーでは、最近の不祥事の事例をもとに、新人や若手行職員と中堅層の世代の意識の違いを解説し、管理態勢や教育のあり方まで事例を交えながら講義が行われた。

 具体的には、①コンプライアンスとは②コンプライアンス・リスクとは③今後のあるべき管理態勢④コンプライアンス態勢の変化⑤人的資本について⑥コンプライアンス教育のあり方など、これまでのテキストを大幅に書き換え説明がなされた。

 なかでも、若年層との世代間ギャップをコンプライアンス研修にどう生かすか。「グループワーク」や「ケーススタディ」の重要性や、世代間ギャップを考えた研修のあり方を話した。参加者からは「コンプラ研修のあり方のヒントをつかんだ」や「コンプライアンスにも三線意識が大切なことがわかった」などの感想があった。

セミナー後の講師から一言

 宇佐美講師は「金融機関における不祥事が連続して発生している状況を鑑みれば、コンプライアンスの教育の重要性を再認識すべき」と述べ、参加した金融機関行職員の今後の活躍に期待する。

セミナー参加者の内容評価

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