八十二銀、複線型コース体系導入 再雇用年齢70歳に

シニア人事管理 2022.08.01

八十二銀行は7月から新人事制度の運用を開始。複線型のコース体系を導入したほか、再雇用の年齢上限を70歳に引き上げ定年後も同水準の処遇を維持できるようにした。年齢や性別によらず行員の希望や適性を尊重した異動配置・役割付与を実現する。

同行は2021年に公表した「中期経営ビジョン」で総合金融サービス業への転換を掲げている。そのうえで、多様な専門性を保有し日常業務で生かせる能力を持ち合わせた〝付加価値の高い人材〟の育成が必要と判断した。リカレント教育や従来から実施する360度評価を応用して能力伸長を後押しし、行員主体の人事運用に変革する狙い。