CMCセミナーレポート(7/22)第3回ベンダー、証券会社社員のための証券業務研修~デジタル編~開催

2022.07.27

新技術や社会的テーマが証券業界に入ってきています。見逃すことなく対応を

 CMCセミナーの定番コース、ベンダーや証券会社社員のための「証券業務研修~デジタル編~」が、7月22日開催された。講師は松井証券やマネックス証券で役員を経験し、暗号資産会社ビットフライヤーの社長も務めた三根公博氏だ。

 講師の三根氏は最初に、「個人の株式売買代金の90%はインターネット証券が占めている」と話し、証券業界の直近の話題になっている「株式手数料無料化」や「デジタルシフト」などを解説した。

 主に、①最近の証券業界の動向と課題②ネット証券の現状と課題への取り組み③コスト削減としてのクラウド化、ブロックチェーンの評価④今後に分けて講義した。また、新しい領域としてはSTO(セキュリティ・トークン・オファリング)や証券システムとデジタル通貨などを話した。

 参加者からは「ネット証券と対面証券の戦略の違いについて知ることができた」や「システム投資やベンダーの内情がわかった」となどの感想があった。

セミナー後の講師から一言

 講師を務めた三根氏は「セキュリティ・トークンや、CBDC・ステーブルコインとのシームレスな決済など、証券分野は技術的・社会的にも挑戦しがいのあるテーマが多いので、大いに活躍できると信じています」と語り、証券担当のベンダーに属する社員の活躍を願った。

セミナー参加者の内容評価

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