CMCセミナーレポート(9/18-19)第126回収益管理・リスク管理コース「収益管理の実務」開催
収益管理 2022.09.29「収益・原価管理の理論を理解したうえで今後の実務に役立てましょう」
CMCセミナーの人気コース「収益管理の実務」が9月18日~19日の2日間開催された。
講師は専修大学教授の谷守正行氏。大手銀行に在籍し、その後ITベンダーを経て、大手銀行グループの管理会計を構築するなど、この分野のスペシャリスト。管理会計の基礎から、リスクアペタイト・フレームワーク(RAF)、そしてポストABCである関係性基準原価計算(RBC)まで実務に沿った話をわかりやすく解説した。
具体的には、理論編と実践編に分け、理論編では①地域金融機関を取り巻く環境②管理会計の体系③収益計算④地域金融機関の原価計算実務⑤地域金融機関のリスク調整実務⑥地域金融機関のその他管理会計実務⑦地域金融機関の経営管理指標を説明。実践編では①店別収益管理②顧客別管理会計③部門別管理会計④商品サービス・案件別管理会計⑤収益・原価管理システム構築ポイント⑥収益管理トランスフォーメーションなどを実務と事例で丁寧に話した。
参加者からは「管理会計の理論と実践全般を知ることができ勉強になった」や「原価計算の過去から現在、そして将来について理解できた」などの感想があった。
セミナー後の講師から一言
谷守講師は「競争戦略から共創戦略のための経営管理が求められています。講義の内容をもとに地域に合った収益管理を構築してください」と述べ、金融機関行職員の今後の活躍に期待する。
セミナー参加者の内容評価

