CMCセミナーレポート(10/3-4)第121回収益管理・リスク管理コース「ALMの高度化へ向けた課題と方向性」開催

ALM/統合リスク 2022.10.26

「ALMでは今後の動向を予想しながらシナリオを組み立てることが大切です」

 CMCセミナーの人気コース「ALMの高度化への課題と方向性」が10月3-4日の1.5日間開催された。

講師はPwC Japan責任監査法人でガバナンス・リスク・コンプライアンス・アドバイザリー部のディレクター・小松宏忠氏が務めた。

 内容は、1日目は①ALMの概要②ALMの基礎知識~用語、簡単な統計的意味、手法③ALMの実務などを詳細に説明した。2日目は④ALM委員会における報告内容、そして最後に⑤当局規制とALMを講演した。

 参加者の評価は高く「銀行におけるALM体制の重要性が理解できた」や「これまで同ようのセミナー講義を受けてきたが、最もわかりやすい内容だった」などの感想があった。

セミナー後の講師から一言

 講師を務めた小松氏は「今後の金利のある世界や金融検査の再活発化を見据えて、これまでの体制や業務の見直し、検証は急務です。外部のリソースなども効率よく使い、ALM、リスク管理体制を強化してください。」と語り、今後のリスク管理部門に属する行職員の活躍を願った。

セミナー参加者の内容評価