CMCセミナーレポート(10/9-10)第127回収益管理・リスク管理コース「ALMの高度化へ向けた課題と方向性」開催

ALM/統合リスク 2022.10.26

「日々の動向に惑わされず、ALM本来の目的を忘れず業務にあたってください」

 CMCセミナーの人気コース「ALMの高度化への課題と方向性」が10月9-10日の1.5日間開催された。

 講師はPwC Japan責任監査法人で金融アドバイザリー部のディレクター・小松宏忠氏が務めた。

 内容は、1日目は①ALMの概要②ALMの基礎知識~用語、簡単な統計的意味、手法③ALMの実務などを詳細に説明した。2日目は④ALM委員会における報告内容、そして最後に⑤当局規制とALMを講演した。

 参加者の評価は高く「実務は半年程度ですが説明がわかりやすかったです」や「金利シナリオシミュレーションは特に参考になりました」などの感想があった。

セミナー後の講師から一言

 講師を務めた小松氏は「金利の不確実性の高まる世界は始まっており、これまでの業務や体制の見直し・検証は急務です。ダメージをイメージしてリスクをマネージすることを意識し、ALM、リスク管理体制を強化してください」と語り、今後のリスク管理部門に属する行職員の活躍を願った。

セミナー参加者の内容評価