金融界 60代処遇「現役」並みに 「シニア人材」生かす

職場活性化人事管理 2024.07.12

金融界で、60代社員の処遇を「現役」並みに改善する動きが広がっている。明治安田生命保険は2027年度に内勤職の定年を65歳から70歳に延長する方向で労働組合との協議を始める。三井住友銀行はベテラン行員の一律減給を撤廃し、60歳以降でも支店長に就ける仕組みを導入する方向。スルガ銀行は24年度、一部行員を対象に70歳まで給与水準を維持する仕組みを導入した。年齢に捉われない給与制度を整備することで、経験豊富な人材に長く活躍してもらいたい考え。