心理学に基づいたメイク理論でモチベーションをアップ!

コミュニケーションメイクモチベーション向上新人マナー 2020.06.26

この記事では働く女性に欠かせないメイクについてのあれこれやポイントをメイクセラピスト目線でご紹介!自分ウケも他人ウケも少しの工夫で向上させて毎日をちょっとハッピーに♡

 心理学に基づいたメイク理論で良い印象を相手に与えると同時に自分のモチベーション向上にも!

メイクセラピストのワンポイントレッスン【vol.1】

 

 

 価値観が多様化する現代社会において、コミュニケーション能力が重要であることは言うまでもありません。周囲の人やビジネスの相手と良好な関係を築くために、コミュニケーションでは言葉で伝える技術と同様に、自分の印象をより良く伝えるために見た目の印象を管理するスキルを磨くことが大切です。このスキルを印象管理と呼びますが、普段どれくらい意識して実践されているでしょうか。

 お金の問題に直結するビジネスシーンでは、お互いをどのような人となりなのかより厳しい目でチェックするでしょう。社員の外見や行動から伝わる印象は会社のブランドイメージにつながり、仕事の成否を分けることさえあります。見た目よりも中身が大切と言う考え方は尤もですが、その内面を映し出すのも外見です。

 第一印象が形成される速さは、予備知識のない初対面の状況でわずか数秒と言われています。これは無意識のうちに行われ、理屈ではなく感覚で決まります。良くも悪くも第一印象はその後の関係性に影響を与えるものであり、大切な場面で自分の意図した印象をどのように相手に伝えるか、適切に表現する技術を身に付けることが必要です。

 相手に与える印象を形作る要素として、メイクや服装、髪形、表情、姿勢、言葉遣い等があり、中でも女性にとってメイクアップは即効性があるアプローチと言えます。例えば、感情を表すパーツと言われる「眉」ひとつとっても、信頼感や知性、親しみやすさを感じてもらうための具体的な表現技術があります。一般的な知識だけではなく、1人1人お顔が違うように、個性に合わせて最適な方法を知る必要があります。

 まず自分の個性と魅力を客観的に把握することから始め、こう見られたい、こうなりたいという印象を描いてみること。そして与えたい印象を表現できると自信を持って行動できるようになり、周囲への影響力が高まり、良好な人間関係を築けるようになります。その結果、チャンスの量が増え、仕事の成果へと可能性が大きく開けていくのです。

 心理学に基づいたメイク理論を用い、単に綺麗になるため、マナーや身だしなみといった一次的な改善にとどまらず、外見を磨くことで自分の内面を強化してモチベーションアップが狙えます。印象管理のその先にある、周囲とのより良い信頼関係を構築する社会的知性を育みます。

 メイクセラピスト 富田里恵子