CMCセミナーレポート(7/31)第1回証券業務研修~デジタル編~

業界知識管理職向け 2020.08.04

証券業務研修に新たにデジタル編が誕生

 CMCセミナーでは定番でベンダーや証券会社社員のために実施している「証券業務研修」に新たなコースが誕生した。今や個人の株式売買代金の90%を占めるインターネット証券を中心に解説した「証券業務研修~デジタル編~」である。

 7月31日に開催され、講師には松井証券やマネックス証券で役員を経験し、現在はビットフライヤー社長の三根公博氏が務めた。

 講師の三根氏は最初に「証券業界では今、株式手数料無料化の流れとデジタルシフトが起きている」と現状を解説。コロナ禍においてネット取引の比重が益々高まっていることを話した。また、ネット証券のシステム構成についても語り、「取引のすべてのフローはペーパーレスになっている」と指摘。ただ相続に伴う株券の移動(入庫)や投資信託の目論見書などはペーパーレスになっておらず、「デジタル化を支援するベンダーにはチャンス」とも。

 参加者からは「業界動向は大変参考に」との声があり、さらに「もっともっと聞きたかった」との感想もあった。

セミナー後の講師から一言

 講師を務めた三根氏は「コロナ禍の下、抜本的な産業構造のデジタルシフトの流れの中で、ビジネスチャンスを見つけようとする受講者の方々の真剣な眼差しに対して、真剣勝負ができたのではないかと思っています」と語り、証券担当のベンダーに属する社員の活躍を願った。

セミナー参加者の内容評価

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