デジタル金融研究会レポート（9/25）9月例会「DX人財の見極め方と育て方」開催

「年齢は言い訳だ。頭の固いやつがDXをできない理由」

　冒頭に刺激的な言葉を投げかけながら、「DX人財の見極め方、育て方～オリジナリカリキュラムとオンライン研修を使ったデジタル人財育成手法」をテーマに第1期デジタル金融研究会の9月例会が９月25日に開催された。

　講師は住友生命保険の情報システム部担当部長の岸和良氏。同社の戦略商品健康増進アプリ「Vitality」の開発から得た知見をもとに、DX人財をどう見極め、どう育てるかを３部構成で話した。

　第１部は「健康増進保険『Vitality』から始まった住友生命のDX」、第２部は「①デジタルでDXに向く人財を見つけ出す②見つけ出した人財の育て方」、第３部は「遠隔ワークショップの実際」とわかれ、それぞれ丁寧な説明がなされた。

　なかでも第３部は、実際の遠隔ワークショップが動画で流され臨場感もあいまって参加者の興味を大いに誘った。

　参加者からは「具体的な事例やノウハウ、気づきの展開と丁寧な資料の作り込みで非常に有意義だった」や「DX人財に必要な能力（上司を説得する能力）がわかった」などの感想があった。

研究会後の講師から一言

　岸講師は「ネットでＤＸ用語やビジネスモデルを調べながら新しいビジネスを発想する方法を習得できれば、どの業界でもＤＸを進めることができる。受講者の感想からその手応えは感じることができた」と述べ、DX人財の育成が広がることに期待する。

研究会参加者の内容評価

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