CMCセミナーレポート(7/20)第99回金融機関融資業務セミナー「ストラクチャードファイナンスの実務(基礎編)」開催

リスク・収益・内部管理ALM/統合リスク中堅行職員向け 2020.10.26

ストラクチャードファイナンス業務はこれからも拡大します。しっかり学んで生かして

 

 CMCセミナーでは初めて「ストラクチャードファイナンスの実務(基礎編)」を7月20日に開催した。

 講師は常葉(とこは)大学経営学部准教授(商学博士)の秋山盛氏が担当した。メガバンクや外資系銀行などに在職した経験があり、今年4月からは現職に就いている。ストラクチャードファイナンス業務については銀行員時代も含め通算で15年近く携わっており、「地域金融機関の行職員にもそのノウハウを伝えたい」との思いからセミナーが実現した。

 具体的には、①ストラクチャードファイナンス(SF)の基礎②レンダーや投資家におけるSF業務③アレンジャー業務の場合のSF業務④事例紹介などをフロー図,スキーム図や表を示しながら解説した。

 参加者からは「フロー図は大変役に立った」や「さらに学んでいきたい」などの感想があった。

セミナー後の講師から一言

 秋山講師は「地域金融機関も取引先のニーズに応じて,ストラクチャードファイナンスでのアレンジメント業務を担うようになれば、ノウハウの蓄積を通じて行職員の知見が深まります。さらには手数料収益を確保のうえ、自行アセットをより有効に活用できるため、組織経営を更なるステージへ高めることができるようになる」と述べ、参加した金融機関行職員の今後の活躍に期待する。

セミナー参加者の内容評価

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