CMCセミナーレポート(2/12)第70回金融機関コンプライアンスセミナー「コンプライアンス態勢強化上の諸課題」開催
法務コンプライアンス金融法務管理職向け 2021.03.082021年度も金融関連で法改正が続く。よく理解して業務に生かそう
CMCコンプライアンスセミナー「コンプライアンス態勢強化上の諸課題」が2月12日、開催された。コンプライアンスに関わる部門や監査、リスク管理部門を対象にしたもので、2021年度に施行される法改正などを解説した。
講師は小沢・秋山法律事務所の香月裕爾弁護士が担当した。香月弁護士は、1990年に弁護士登録し、コンプライアンスやガバナンスなど企業法務、銀行法務のスペシャリストとして活動。本セミナーでは、改正される金融サービスの提供に時間する法律や、マネーローンダリングおよびテロ資金供与対策におけるガイドラインの改正などを講演した。
なお今回は、緊急事態宣言下ということもあり参加者全員がオンラインで受講した。
具体的には、第Ⅰ部が「改正法等関係」として、①金融サービスの提供に関する法律②個人情報保護法③公益通報者保護法を解説。第Ⅱ部は「マネーローンダリングおよびテロ資金供与対策におけるガイドラインの改正」を語り、第Ⅲ部は「その他」として①包括的な担保制度の創設や金融審議会の「銀行制度ワーキング・グループ報告」などを話した。
参加者からは「よく理解できた」などの声があった。
セミナー後の講師から一言
講師の香月弁護士は「首都圏は緊急事態宣言の解除も叶わず、先行き不透明な状況ですが、このような状況下であればこそ、法制度の改革が進み、金融機関の必要性が高まると考えられます」と述べ、参加した金融機関行職員の今後の活躍に期待する。
セミナー参加者の内容評価