東京スター銀、「決断力」養う

リーダーシップ 2021.03.19

被災地の経験を題材

 東京スター銀行は2020年12月~21年3月、岩手県大槌町の協力で「アクションラーニング研修」を複数回実施した。東日本大震災の経験からリーダーシップを学ぶ目的。都内の研修会場と同町をオンラインでつなぎ、入行1年目の行員41人が参加した。

 同研修は、現実の問題を題材にグループで解決策を考え組織力を高めるためのプログラム。同町とは14年度から取り組みコロナ禍以前は現地に宿泊していたが、今回初めてオンラインで開催した。具体的には、①生きる②愛する③学ぶ④貢献する――のフェーズに分類。“内省を促し新たな価値観を形成する“と“社会とのつながりから何ができるかを考える“に分けた。

ワークショップで、それぞれが下した決断について意見を交わす参加者(2月19日、東京都港区)