CMCセミナーレポート(4/15-16)第101回収益管理・リスク管理コース「ALMの高度化へ向けた課題と方向性」開催
2021.04.28コロナ禍の環境踏まえ、新しいシナリオ策定のため研修活用を
CMCセミナーの人気コース「ALMの高度化への課題と方向性」が4月15-16日に開催された。
講師はPwCコンサルティング合同会社で金融サービス事業部に属するシニアマネージャーの小松宏忠氏が務めた。
内容は、1日目は①ALMの概要②ALMの基礎知識~用語、簡単な統計的意味、手法などを詳細に説明。続いて2日目は③ALMの実務④ALM委員会における報告内容、そして最後に⑤当局規制とALMを講演した。
特に今回は、LIBOR廃止が決まったこともあり、今後の対処法も講義のなかで伝授。参加者からは「・断片的であった理解が整理された」との声が上がった。
その他参加者からは「全体像が把握しやすいわかりやすい講義だった」や「仕切りレートの考え方はためになった」などの感想があった。
セミナー後の講師から一言
講師を務めた小松氏は「ALMは金融機関の経営に影響をもたらすシナリオ策定が鍵です。数年前には予想できなかった状況に加え、本年末にはLIBOR公表停止という金融業界にとって大きな不確実性があります。限られたリソースの中での分析に努めてください」と語り、今後のリスク管理部門に属する行職員の活躍を願った。
セミナー参加者の内容評価