飯能信金、内定者に新聞研修

内定者新入行職員向け 2021.04.30

グループ発表も

 飯能信用金庫(埼玉県、松下寿夫理事長)は、内定者の段階から新聞のスクラップ研修を実施し、新聞を読む習慣や活用力を養っている。入庫後の4月5日には、新入職員がグループで選んだ記事について発表した。グループで学びを深めると同時に「同期同士の人となりを知るよいきっかけになった」(人財戦略室)という。

グループワークは、研修所内の廊下を使うなど、各班で間隔をあけて実施した(4月5日、同信金研修所)

 発表会は、新入職員43人を7班に編成。各班で新聞から気になる記事を選び、選定理由や金庫で生かしたいことなどを、ホワイトボードに貼って発表した。ある班は、同信金が集金を廃止して業務改革を進めていることから、関連記事を選択。「有意義に時間を使って取引先が求める情報提供や提案、支援をしていきたい」と発表した。

 所属店に配属後は、朝礼時に新入職員が記事について発表し先輩職員が講評、支店長や次席が総括することで「支店全体を育成したい」(人事部)という。

各班で話し合った内容を発表する新入職員

 同研修は、大卒者は2020年10月から、高卒者は同年12月から9カ月間実施。毎週新聞から記事を選び、記事から学んだことや生かしたいことなどをスクラップブックに記入して、新聞を読む習慣、読解力、活用力などを養う。