CMCセミナーレポート(5/16-17)第102回金融機関内部管理コース「リスクマネジメント入門」開催
リスク・収益・内部管理中堅行職員向け 2021.07.01「米銀の破綻もありリスク管理は益々重要になっています。しっかり学んで下さい」
CMCセミナーの人気コース「リスクマネジメント入門」が5月16日~17日の2日間開催された。
講師はFFR+代表の碓井茂樹氏。、同氏は日本銀行の金融機構局金融高度化センターで16年間にわたり、セミナー講師を務めた内部監査やリスクマネジメント分野のスペシャリスト。リスクマネジメント総論から信用リスク管理、市場リスク管理、オペレーショナルリスク管理やストレステストなどをわかりやすく解説した。
1日目は、①リスクマネジメント総論②統計・確率の基礎③VaRの計測と検証④ストレステスト、シナリオ分析を説明。2日目は①内部監査のポイント②市場リスク管理態勢の整備③信用リスク管理態勢の整備④オペレーショナルリスク管理態勢の整備を豊富な事例を交え丁寧に話した。
参加者からの評価は高く「講師が実際に経験した事例がプラスアルファとして大変興味深く参考になりました」や「リスク管理の全体が網羅されており有意義だった」などの感想があった。
セミナー後の講師から一言
講師の碓井氏は「経営環境は大きく変化しています。現行のリスク管理態勢のままで危機に対応できるのか。社外取締役を含め、再点検すべき時期です」と述べ、参加した金融機関行職員に注意を喚起した。