CMCセミナーレポート(7/2)第71回金融機関コンプライアンスセミナー「コンプライアンス・リスク等を踏まえた今後の管理態勢の在り方」開催

コンプライアンス管理職向け 2021.07.14

「金融機関内だけではなく変化著しい外的環境へも目を向けよう」

 CMCセミナー恒例の「コンプライアンス・リスク等を踏まえた今後の管理態勢の在り方」が7月2日、開催された。コンプライアンスに関わる部門や人事採用部門を対象にした。

 講師は金融監査コンプライアンス研究所の代表・宇佐美豊氏。宇佐美氏は金融機関に在籍したことがあり、現在もその経験や知見を生かしコンプライアンス関係のコンサルティングを実践している。今回のセミナーでは、コンプライアンス・リスク等の定義から管理態勢や教育の在り方まで事例を交えながら講義が行われた。

 具体的には、①コンプライアンス・リスクとは②今後のあるべき管理態勢③コンプライアンス教育の在り方④具体的なコンプライアンス教育のポイントなどが説明された。

 なかでも、新入行職員の考え方や在宅勤務、ワークライフバランスなど外的要因の変化によりコンプライアンス教育の見直しが必要ということについては「目から鱗だった」との声もあった。その他参加者からは「最近の不祥事の要因分析や若手行員の考え方が参考になった」や「若手行員とのギャップに関する点がわかった」などの感想があった。

セミナー後の講師から一言

 宇佐美講師は「これまでコンプライアンス・倫理研修の内容を抜本的に見直し、よりきめ細かな対応が必要」と述べ、参加した金融機関行職員の今後の活躍に期待する。

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