CMCセミナーレポート(7/21)第2回ベンダー、証券会社社員のための証券業務研修~デジタル編~開催
デジタル中堅行職員向け業務に役立つスキル 2021.08.04証券業界は激動の時代に入った
CMCセミナーの新たな定番コース、ベンダーや証券会社社員のための「証券業務研修~デジタル編~」が、7月21日開催された。講師を務めたのは松井証券やマネックス証券で役員を経験し、今年3月までは暗号資産会社ビットフライヤーの社長だった三根公博氏である。
講師の三根氏は最初に、「個人の株式売買代金の90%はインターネット証券が占めている」と話し、証券業界で直近、話題になっている「株式手数料無料化とデジタルシフト」を解説した。
各章では、①最近の証券業界の動向と課題②ネット証券の現状と課題への取り組み③コスト削減としてのクラウド化、ブロックチェーンの評価④今後に分けて講義した。また、新しい領域としては電子的な本人確認(eKYC)やマネーロンダリングなどに関心が高まっていることを話した。
参加者からは「ネット証券全体について知見を深めることができた」や「質疑応答の時間が多く大変勉強になった」との感想があった。
セミナー後の講師から一言
講師を務めた三根氏は「アフターコロナではDXがさらに進み、ブロックチェーンなどの新技術の採用の可能性もますます高まります。証券システム産業の未来は、明るいものと確信します」と語り、証券担当のベンダーに属する社員の活躍を願った。
セミナー参加者の内容評価