CMCセミナーレポート(8/27)第103回収益管理・リスク管理コース「バーゼル規制の基礎(2021年版)」開催

リスク・収益・内部管理 2021.09.21

「バーゼルⅢ最終化の国内規制方針の公表が迫っています。注視して下さい」

 CMCセミナーの人気コース「バーゼル規制の基礎(2021年版)」が8月27日に開催された。

 講師は有限責任あずさ監査法人の荒井清太氏と中村慎吾氏、そして武井紀和氏の三人。三人とも金融機関向けにバーゼル規制対応等のアドバイザリー業務に従事してきており、この分野のスペシャリストだ。バーゼル規制の全体像・枠組みから始まり、各種アセット額の算定方法、そして今後の動向までバーゼル規制の基礎となる分野を講演した。

 具体的には、①バーゼル規制の全体像・枠組み②信用リスク・アセット額の算定方法③自己資本の額の算定方法④今後の動向を説明。まだ公表されていないがバーゼルⅢの最終化の国内規制方針の見通しなども丁寧に話した。

 参加者からは「バーゼル規制を体系的に学ぶことができて満足」や「引き続きバーゼル規制の基礎セミナーを望む」などの感想があった。

セミナー後の講師から一言

 講師の一人の荒井氏は「バーゼル規制は内容が年々複雑化し、今後もバーゼル最終化に伴う規制見直しも予定されています。規制要件の解釈が難しくなってきていることから、本セミナーが規制ルールの理解の一助となれば幸いです」と述べ、参加した金融機関行職員の今後の活躍に期待する。

セミナー参加者の内容評価

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