CMCセミナーレポート(10/3)第88回金融機関コンプライアンスセミナー「不祥事対応の基礎と最近の傾向等」開催

コンプライアンス 2021.10.22

「組織的な不正が増えています。抜本的な対応策検討を」

 CMCセミナー恒例の「不祥事対応の基礎と最近の傾向等」が10月3日、開催された。

 講師は(株)金融監査コンプライアンス研究所の代表取締役・宇佐美豊氏。  宇佐美氏はメガバンク・地銀に在籍したことがあり、現在もその経験や知見を生かしコンプライアンス関係のコンサルティングなどを実践している。

 具体的には、①はじめに②なぜ不祥事は発生するのか~心理的側面~③金融行政と不祥事件・不正④コロナ禍と不正・不祥事(上)(下)⑤最近の金融機関における不祥事件の傾向と具体的事例⑥貸金庫に係る不正事案について⑦対応策とその有効性⑧不祥事件等が発生したら⑨最後にーまとめなどが話された。

 特に貸金庫事件においては一章を割き詳しく説明した。参加者からは「『コンプライアンスなくして営業なし』はその通りと思った」や「最近の具体的事例は参考になった」などの感想があった。

セミナー後の講師から一言

 宇佐美講師は「倫理観の涵養が不祥事を発生させない第一歩であり、これまで以上にコンプライアンス態勢の高度化が必要」と述べ、参加した金融機関行職員の今後の活躍に期待する。

セミナー参加者の内容評価

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