CMCセミナーレポート(10/7-8)第105回収益管理・リスク管理コース「ALMの高度化へ向けた課題と方向性」開催

ALM/統合リスク 2021.11.01

「ALMの基礎知識を学び、これからの実務に生かしてください」

 CMCセミナーの人気コース「ALMの高度化への課題と方向性」が10月7-8日に開催された。

 講師はPwCあらた有限責任監査法人で金融サービス部に属するシニアマネージャーの小松宏忠氏が務めた。

 内容は、1日目は①ALMの概要②ALMの基礎知識~用語、簡単な統計的意味、手法などを詳細に説明。続いて2日目は③ALMの実務④ALM委員会における報告内容、そして最後に⑤当局規制とALMを講演した。

 参加者からは「IRRBB(銀行勘定の金利リスク)の重要度がよくわかった」や「具体例も含めて話して頂けたので非常に理解が深まった」などの感想があった。

セミナー後の講師から一言

 講師を務めた小松氏は「ALMは金融機関の経営に影響をもたらすシナリオ策定が鍵です。数年前には予想できなかった状況に加え、LIBOR公表停止という金融業界にとって大きな不確実性も待っています。これらをシナリオに活かしてリスクに充分に備えてください」と語り、今後のリスク管理部門に属する行職員の活躍を願った。

セミナー参加者の内容評価

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