奈良信金、TQSM研修フォローアップで定着図る

モチベーション・意識改革営業力強化 2021.11.12

 【大阪】奈良信用金庫(奈良県、田村好美理事長)は、トヨタ生産方式を応用した営業生産性向上のための「TQSM(トータル・クオリティ・セールス・マネジメント)トレーニング」の最後となるフォローアップ研修を行った。既に各営業店で実践しているが、フォローアップ研修で定着を目指す狙いだ。

マネジメント研修を受ける支店長らに直接助言を行う高原祐介代表取締役(中央)

 同信金は2020年11月~21年7月、外部コンサルティング会社エクスプローラーコンサルティング(東京都)が提供する研修「TQSMトレーニング」を開始。渉外担当者の行動量増加と管理職のマネジメント力の強化を進めてきた。

 8~10月のフォローアップ研修は、トレーニングで学んだ内容の定着化が目的。座学よりも実践的なコミュニケーションを重視しており、異動によって初参加する参加者には、研修担当の職員がサポートした。

 10月26日は管理職ら23人がマネジメント研修に参加。渉外担当者役と上司役に分かれて、日次ベースの計画や月次ベースの訪問予定・案件をヒアリング。役割を代え、互いに指摘やアドバイスを行った。

 田村理事長は、「(研修で)学んだ顧客管理・マネジメント力を各部支店で生かしてほしい」と述べた。