CMCセミナーレポート(1/26)第157回金融機関経営セミナー「2024年金融界の課題」開催

銀行業務 2022.02.16

「金利など環境が大きく変わろうとしています。金融機関の動きに目配りを」

 CMCセミナー恒例の「2024年 金融界の課題」が1月26日に開催された。ニッキンの記者が金融機関の各業態の課題を解説するもので、金融機関を顧客にする事業会社の担当者などが参加した。

 講師はニッキンの記者4人。相田嘉晴氏が「総論」、野田宜邦氏は「大手銀行」、岩佐昌洋氏は「地銀・第二地銀」、丸山航平氏は「信金・信組」の課題を講演した。

 総論では、「環境変化に機動的な対応が求められる」として、①金融庁の監督における重点ポイント②マイナス金利解除後の政策展望③現場の課題④都銀の規制緩和要望にみる新ビジネス展開を語った。各論では、メガバンクのポイントは①海外②デジタルチャネル③生成AI④決済インフラ改革、地銀・第二地銀は①地域産業の振興②アライアンス戦略③グループ総合力などを話した。信金・信組では①持続的な人的資源確保②安定した預金調達③強固な収益基盤構築などを取り上げた。

 参加者からは「マイナス金利解除を前提に動いていることがわかった」や「金融庁の重視する監督ポイントがわかった」などの感想があった。

セミナー後の講師から一言

 講師陣は「セミナーへのご参加、誠にありがとうございました。講演した内容を参考にして、金融機関との関係づくりに役立てていただければ」と述べ、参加者の今後の活躍に期待する。

セミナー参加者の内容評価

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