CMCセミナーレポート(7/5)第83回金融機関コンプライアンスセミナー「最近の傾向等を踏まえたコンプライアンス態勢のあり方」開催

コンプライアンス 2022.07.15

「近年の研修では世代間ギャップが問題にあがっています。検討しましょう」

 

 CMCセミナー恒例の「最近の傾向等を踏まえたコンプライアンス態勢のあり方」が7月5日、開催された。コンプライアンスに関わる部門や人事採用部門が対象だ。

 講師は(株)金融監査コンプライアンス研究所の代表取締役・宇佐美豊氏。  宇佐美氏はメガバンク・地銀に在籍したことがあり、現在もその経験や知見を生かしコンプライアンス関係のコンサルティング等を実践している。今回のセミナーでは、最近の不祥事の事例をもとに、新人や若手行職員と中堅層の世代の意識の違いを解説し、管理態勢や教育のあり方まで事例を交えながら講義が行われた。

 具体的には、①行政処分事例②コンプライアンスとは③コンプライアンスリスクとは④今後のあるべき管理態勢④コンプライアンス教育のあり方⑤アフター・コロナのコンプライアンス態勢などが説明された。

 なかでも、若年層との世代間ギャップをコンプライアンス研修にどう生かすか。「グループワーク」や「ケーススタディ」の重要性を語った。参加者からは「コンプラ教育の大切さがわかった」、「わが行との態勢を比較できよかった」などの感想があった。

セミナー後の講師から一言

 宇佐美講師は「過去の金融検査マニュアルにこだわることなく、各金融機関毎にコンプライアンス・リスクに応じた管理態勢の早急な構築が必要」と述べ、参加した金融機関行職員の今後の活躍に期待する。

セミナー参加者の内容評価

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