にいかわ信金 インボイス勉強会 職員が学び地元を守る

取引先支援 2022.09.23

【金沢】にいかわ信用金庫(富山県、岸和雄理事長)は9月9日、取引先のインボイス制度(適格請求書等保存方式)対応を支援するため、職員向け勉強会を開催した。10月に始まる課税事業者登録を目前に控え、貫名昭人理事は、「きちんと案内できる体制をつくらないといけない」と対応を急ぐ。 

魚津税務署員からインボイス制度について学ぶにいかわ信金の職員(9月9日、本店)

各営業店のデジタル担当者8人と営業統括部5人の計13人が参加。魚津税務署の職員が、インボイス登録の判断を迫られる課税売り上げ1000万円以下の免税事業者を中心にポイントを解説した。 

後半では、取引先がインターネットバンキングやe-Tax(国税ダイレクト納付)を使ったキャッシュレス納付をする際の注意点についても指南した。 

取引先のデジタル化支援は、岸理事長〝肝いり〟のテーマ。特に、インボイス制度は、信金の顧客層である免税事業者が対応しきれずに不利益を被ることが予想される。地元の小規模・個人事業主を守るため、税務署や商工会議所と連携をとり支援していきたい考え。