飯能信金 内勤営業にロープレ大会 顧客役は生保社員

コンサルティング預かり資産 2022.10.07

飯能信用金庫(埼玉県、松下寿夫理事長)は9月16日、内勤営業の接客・提案レベルの向上を目的としたロールプレイング大会を開いた。顧客役は東京海上日動あんしん生命保険の社員。本部・営業店の223人(役席者を除く)が参加した予選を勝ち抜いた10ブロック10人が出場。生保の非課税枠、生前贈与、収益不動産の活用といった「お客さまのライフステージに寄り添った総資産営業」(関谷和昌会長)を競った。 

決勝大会で1位となった荒木さん(左)と顧客役の東京海上日動あんしん生命の中上哲ニ担当課長(9月16日、はんしんホール)

持ち時間は1人15分。①応対②ヒアリング・情報提供③提案・切り返し④クロージング⑤全体の難易度などから評価し、50点満点とした。顧客設定は統一。メガバンクをメインに年金受給し、満期が近い定期預金1億円を同信金に預ける男性(70)。家族構成は妻(68)、長女(45)、長男(42)、次男(38)、孫3人。 

顧客からの聞き取り内容やそれぞれのアプローチ方法、どのような商品を提案するかなどを審査した。出場者らは顧客の家族構成をみて、贈与税の非課税枠を活用するなど各自工夫して提案していた。 

審査員は東京海上日動火災保険、不動産コンサルティングのボルテックス、三井住友信託銀行、松下理事長。審査の結果、1位は事務管理部の荒木智子さん、2位は霞ヶ関支店の大森真理子さん、3位は黒須支店の橋本紗奈となった。このほか審査員特別賞の表彰もあった。 

荒木さんは「皆さんの協力あってこそ」と感謝。松下理事長は今回の取り組みを「水平展開していきたい」としており、大会実施後は上位入賞者による研修や大会映像を研修資料として活用する。