CMCセミナーレポート(7/12-13)第95回金融機関内部管理コース「金融内部監査入門」開催

コーポレートガバナンスコンプライアンス 2021.07.21

「内部監査は、客観的な保証やコンサルティングを提供し組織の価値を高める」

 CMCセミナー恒例のコース「金融内部監査入門」が7月12日~13日の2日間開催された。

 講師はFFR+代表の碓井茂樹氏とコンサルタントの伊佐地立典氏、弁護士の行方洋一氏、有限責任監査法人トーマツディレクターの御正直義氏の4人。講師たちは日本金融監査協会でも講演活動をしており、内部監査人の育成に尽力するこの分野のスペシャリストだ。

 内部監査は「組織の価値を高め、保全する」ことを使命とする。金融当局も内部監査の高度化と内部監査人の活躍への期待を語っており、今後の企業統治に欠かせないものとなっている。

 2日間のセミナーでは、①金融内部監査の現状と高度化への課題②リスク管理態勢の監査ポイントを碓井氏、③リスクベース監査の実務を伊佐地氏、④コンプライアンス態勢の監査ポイントを行方氏、⑤システム監査のポイントを御正氏が講演した。

 密度の濃い講義に参加者からは「現状の課題と取り組むべきことがよくわかった」や「大変満足。とくに質疑に適切に答えて頂いたこと」などの感想が出ていた。

セミナー後の講師から一言

 講師の一人である碓井氏は「環境の激変を乗り切るには、ガバナンスの確立が不可欠であり、内部監査が本来の使命を果たすことが求められる」と語り、内部監査部門に属する行職員の活躍を願った。

セミナー参加者の内容評価

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